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白内障
白内障(はくないしょう)とは
人の目はよくカメラに例えられますが、目の中のレンズに相当する水晶体(すいしょうたい)と呼ばれる部分が濁ることがあります。そのため光がよく通らなくなったり、光が反射して網膜に鮮明な像を結べなくなり視力が低下します。これが『白内障』と呼ばれる病気です。
白内障の原因
白内障は眼外傷、ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤、抗精神病薬などによる副作用、アトピー性皮膚炎や糖尿病などが原因でも起こりますが、もっとも多いのは加齢によるものです。
白内障の症状
症状としては、かすんでみえる、まぶしくなる、明るいところで見えにくい、眼鏡が合わなくなる、二重三重に見えるといったものが多いです。
白内障の治療法
白内障の治療には、薬剤療法と手術療法があります。
日常生活に支障がない場合は主に薬剤療法が行われます。
白内障の薬剤治療とは、点眼薬や内服薬によって白内障の進行を遅らせるというものです。
症状を改善させたり視力を改善させたりする事はできません。
この場合は点眼回数や量を守ることが大切です。
手術治療は、主に濁った水晶体を超音波で砕いて取り除き、人工のレンズを入れるという方法で行われます。
手術前に、手術が問題なく行えるかを調べ、目に合う人工レンズを選ぶためにいくつかの検査が行われますが、手術時間は約15分です。
術後は、定期的に通院し、約3カ月間炎症を抑え感染を防ぐために、点眼薬を使用します。